日記

日記です

知ってる街から

 昨日の文章は帰りの電車の中で考えていたのだけど、到着した事に見事なまでに気付かず、一駅乗り越してしまった。金曜日だったし、ちょっと変わった事をやってみようかなと思い、そこから自宅まで歩いて帰ることにした。夜8時ぐらいだったのですでにだいぶ暗くなっている、少しは把握しているうろ覚えのとなり街を、2時間ぐらいかけて歩いて帰った。途中、やけに行きどまりの多い住宅地で何回も引き返したり、何故か停車してパトカーに乗っている警察官に凝視されたり、バイパス脇の、オバケが出そうな長いトンネルを通ったりして、無事に帰り着くことができた。夜だったせいもあると思うけど、思っていた以上にスリリングで面白かった。特にトンネルは、山一つバイパスを通した両脇にガードレールでしっかり保護した歩道を作り、自転車や歩行者が通れるようになっている画期的な通路で、全長1キロぐらいのそこそこの長さにも関わらず、たまたまか、ほとんど人通りもなく、通行中は後ろが振り返れなくなるぐらい怖かった。オバケもそうだけど、ラッパーみたいな奴に行く手を遮られたらどうしようと思った。そんな奴がいなくてよかったが、以後気を付けようと思った。でも金曜日は、ちょっとぐらい冒険しても、いいかもしれない。