日記

日記です

食品衛生協会

古き良き、というか美しきというべきか、昔から存在しているコミュニティーのような組織が存在する。

田舎暮らしのためか頻繁に目にする。自治会とか、消防団なんかのことだが、総じてくだらない。

 そんな中に、食品衛生協会という組織がある。飲食店が衛生上適切に営業していくために活動している保健所の委託機関である。私の住んでいる街では、街を東西南北とか、大きくいくつかに分け、それぞれに支部を置き、さらに支部のなかでいくつかのエリアに分けて、エリアごとに食品衛生相談員という名の担当者を、主にそのエリアの飲食店の中からどなたかに就任していただき、必要な業務や、連絡事項の伝達、各種提出物等のとりまとめなどを行っていただくという組織になっている。

 私は、飲食関係の仕事ではないが故あって、3年程相談員をやっている。

 相談員の業務は、定期的な会合への出席や検便の取りまとめ、各種連絡や許可関係のお知らせなど、そんなに大変な訳でもないがめんどくさいし、ほとんど無報酬だ。普通誰もやりたがらない。

 定期的な会合は支部ごとに行われ、各エリアの相談員が会合の度に顔を合わせるのだが、私以外は皆飲食関係のお仕事の方々ばかりだ。私の場合は会社的にやらざるを得ない状況だったので嫌々就任したが他の方々は、たぶん就任を要請された時は嫌だと思っただろうけど、自分の街や、この業界のために引き受けた、言わば有志の方々だと思う。頭が下がる。

 それにひきかえこの、食品衛生協会やその上の保険所はいかがなものかと思う。

 相談員の善意の上に胡座をかいて、自分たちを全く改善しようとせず、相談員たちを手駒の如くアゴで使おうとしてくる。

 飲食業界は人手不足やオリンピックへの対応のための新規定の導入や喫煙への対応など、近年度々見かける行政主体の現場を踏まえない改革が横行しており、みんな大変だ。

 それなのに保健所や協会はめったな事では現場に赴かず、半ばボランティアの相談員に丸投げだけをしてくる。

 相談員なんかやがて誰もなり手がいなくなると思うが、そうなると今頑張ってるこの、有志の方々が気の毒でならない。

 いっそのこと1年ぐらいストライキでも起こせばいいのに。

 カビ臭い組織はとっとと滅んでしまえばいい。