日記

日記です

日本VSアイルランド

 19-12。またしても日本代表がやってくれた!2大会連続の番狂わせは、もはや番狂わせではないのではないか?

  相手のアイルランドは世界ランキング2位のチームだったので、そういった見方だとオールブラックスや、充実のイングランドと同格の相手。地の利や、前戦から1週間のインターバルという、開催国ならではのアドバンテージはあったが、それを差し引いても見事の一言。ホームの、そして前回以上の成績を残さないといけないプレッシャーに打ち勝ったとも言える訳だし。

 アイルランドフォワード、バックスともに力強く、前への意識の高い、怖いチームだった。また、前戦ではスコットランド戦を相手にノートライに抑えており、ディフェンス力はかなり高いんじゃないかと思っていた。

 実際前半はロシア戦に引き続き先制を許す苦しい展開。2トライを取られ、日本はノートライ。ただ試合全体としては攻勢にいる時間が多く、その収穫として、いくつかのペナルティを獲得し、簡単な位置ではないPGを3本決めて、12-9で食らいつき、前半を折り返す。

 そして後半。前半同様、日本が攻勢に試合を進めるものの、相手の堅いディフェンスに阻まれ、スコアが動かないまま半分近く時間が経過する。

 だがついに19分、ラックからの素早い展開、今大会度々見られるセンターからウイングへの巧みなパスで、完全に余ったウイング福岡が待望のトライを決め、その後のキックもきっちり成功し、16-12と逆転に成功する。

 そしてその直後のアイルランドのプライドをかけた猛攻を、日本は苦しみながらも凌ぎ、最終19-12で勝利を収めた。

 後半アイルランドを無得点に抑えており、特にこの後半の出来は、圧巻の一言。

 強豪相手に真正面からぶつかり、互角に戦ったうえで、絶対に勝つという、メンタルで相手を上回ったことが勝因だと思う。

 グラウンド上に自分たちの勝利を信じられない者は1人もいなかった。

 自分もこれからは、相手がどこであっても、ジャパンの勝利を信じて観戦したいと思った。

 もはやブルームフォンテーンの影は、完全に払拭された。ありがとうジャパン。