日記

日記です

災害

 幸いなことに、自分や家族が大きな災害に巻き込まれてひどい目にあったような体験はほぼ皆無で、今回の台風も、今のところ被害無しの状況。

 ただ、もう20年以上前になるが、唯一、被害という程ではないけど、ちょっとだけ自然災害の影響を被ったことがあって、当時住んでいた街で、極度の集中豪雨により川が氾濫し、水害が発生した事があった。

 といっても自分の家やその近辺が冠水したりした訳ではなく、直接害が自分に及んだのではない。

 家から大きな道路をはさんだ300メートルぐらい先の商店街なんかは街全体が膝ぐらいまで水に浸かった状況で、コンビニなどは無法地帯と化し大変だったらしいから、ちょっとの差の幸運だったんだろうけど。

 そんな状況で、災害当日は特に何事も無かったのだが、翌日水道が止まっていることに気付いた。

 当時高校生くらいだったが、ちょうど夏休みで学校は休みだったし、特殊な事情があって親元を離れた生活をしていたので、気軽に頼れる大人が近くに居なくて、インターネットを誰でもやってるような時代でもなかったから、どう対処すれば良いのかよく分からなかった。

 暑い中家の周辺を1時間ぐらいウロウロして、水がどこかで手に入らないか探していた。

 今思い返すと何故家の近辺をウロウロしていたのか理解できず、不思議な行動に思えるが、水が無い事に危機感を覚え、早く何とかしたかったのと、たぶんこれぐらいしかできる事がなかったんだと思う。

 しかしながら割と近辺に、何故かは覚えてないけど、水が出る水道みたいなところがあって、しかも水汲んで行ってもOKな場所のようで、人が結構並んでる場所を発見した。

 そこで何に汲んだかとかはもう覚えてないが、とにかく水を汲んで持って帰ったのを覚えている。

 その後も数日断水してて、不便な生活をし、水道が復旧した時はものすごくうれしかったのという記憶が残っている。

 この経験から、特に水については気にするようになっていて、今回も風呂に水を溜めたり、飲料水を多めに確保したり、早めに風呂に入ったりと、対策を行った。無駄に終わりそうだけど。

 水が止まる程度でもかなり不便を感じたので、避難を余儀なくされるレベルの被害だと、その不便やストレスは、相当なんだろうなと思う。

 このまま一生経験したくないものだ。