日記

日記です

「大学4年間の経済学が10時間で学べる」

 1週間ぐらいかけて、最後まで読むことができました。

 「家庭の経済」=ミクロ経済、「国の経済」=マクロ経済のそれぞれのカテゴリーにおける基本的な理論や法則について20個の項目に分けて書かれていて、ある項目については何となくだけど納得できたり、また別の項目については全然腑に落ちなかったり、といった感じでした。コンパクトにまとめてあったので、比較的読み易かったと思います。

 この本を読むというか、学ぶことによって、当初、例えば日経新聞に書いてあることが深く分かるようになるとか、現実の経済への理解が高まるという効能を期待していましたが、ちょっと違うかもしれません。

  まだ1回通して読んだだけなので、全く「学んだ」というレベルではありませんし、今後もっとこの本を深く理解する努力をするつもりではありますが、この本はあくまで「経済学」という学問についての、いわば説明書で、ここに書いてあることは、ある程度は現実の経済にも当てはまるんだと思うけど、現実を経済学に当てはめ、その観点から理解するにはそれこそ現実の経済自体も学ばないといけないと思ったし、たぶん経験やセンスも必要な気がします。この本にそんな即効性はないです。

 そうではなく、ひとつの「学問」を学ぶというのは、ひとつの「概念」を新たに頭の中に構築する、という事なのかなと思いました。

 「経済学」も言わばひとつのものの考え方、と言えるんじゃないかと思います。今まで自分になかった考え方を知り、それを自分なりにでもちゃんと理解することは、自分の幅を広げ、自分の考えを分かりやすく他人に伝えたり、自分以外を受け入れる、人間の器を広げることに役立つ気がします。だからとりあえずこの本を何回も読んで、自分のものにしたいと思います。

 先は長いけどコツコツ頑張ろうと思います。